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内科:施設案内

受付

感染症対策に全館 空気清浄機、受付用アクリル板、各種手指消毒機を設置

当院の検査と医療機器

1. X線装置 寝台タイプとスタンドタイプを設置

レントゲン検査

健診の際の胸部レントゲン、風邪→気管支炎→肺炎の早期発見、心不全悪化の評価に使います。肺炎を疑うときは、正面1枚だけだと心臓の裏側や肺の下の方からドーム状に突出した横隔膜の前後が盲点になります。見落としを避けるために、横からも撮影します。被曝量は2枚で「日本から飛行機に乗ってニューヨークへの往復のフライト中、自然界から浴びる量と同じ。」とされており、問題ありません。循環器・呼吸器疾患の診療に欠かせないものです。

昔と違ってフィルム撮影ではなく、デジタル化されています。デジタルレントゲンには、CR(computed radiography)とDR(digital radiography)の2種類の機械があります。CRは1回1回プレートを交換する手間がかかり、X線像をデジタル画像に変換するのも時間がかかります。DRは両方の手間がかからず、高速撮影が可能であり、皆様方の待ち時間を減らすことができます。余計な変換の過程がないので、より高解像度を達成できます。もちろん、値段もより高価なのですが、当院理事長の方針である「患者様ファースト」の鶴の一声で、採用しております。

2. 診察台のすぐ傍らに超音波診断装置(エコー)を設置

腹部エコー検査

腹痛時、病院紹介が必要かどうかの判断に有用で胆石発作、腎結石発作がその場で分かります。肝機能が異常を呈するとき、脂肪肝の有無、慢性肝炎→肝硬変のどの段階かの判定に適しています。肝癌、腎癌、膵癌、胆のうポリープ・胆のう癌の発見、腹部大動脈瘤の発見、メタボリック症候群や隠れメタボの際の内臓脂肪の検査等多岐にわたって可能です。東大病院時代は肝臓グループだったので、40年間の経験があります。

頚動脈エコー検査

動脈壁の血液に接する部分を内膜と言います。この部分が肥厚したのが動脈硬化です。正常では、厚さが1mm以下です。自動的に機械が0.1mm単位で測定します。脳に入る直前の血管なので、脳内の動脈硬化を反映すると考えられます。血圧・血糖・コレステロールの増加が動脈硬化の主な原因です。それらの値が基準値を越したときに、直ちに服薬が必要かどうかの判定に使えます。

服薬中であっても効果が十分かどうか、壁肥厚の悪化をチェックすることが大変重要です。治療していても効果が不十分で動脈硬化が進行し、高齢になってカテーテル(動脈内に送り込んで治療する管)治療や、胸を開いてバイパス手術になる例が少なからずあります。

3. CRP測定器(全自動血球計数・白血球分画)

採血の迅速検査

白血球数・CRP(鋭敏な炎症反応)がすぐに分かります。高値なら、感染症を疑います。白血球をさらに分析して、各成分を調べる白血球分画も分かります。好中球が増えていれば細菌性を疑い抗生物質を投与します。リンパ球が増えていればウイルス性を疑い抗生物質投与は見送ります。肺炎や腹痛の際、白血球数・CRPの数値がある程度以上高ければ、病院紹介を考えます。
他の採血項目は外注(検査会社SRLに依頼)になり、ネット経由で翌朝9時頃に分かります。

4. 心電図

心電図検査

胸や手足に10個の電極を装着し、心臓の発する電気信号を計ります。横軸が時間でms(ミリ秒)で、縦が電圧でmV(ミリボルト)で表記します。心臓を正面、斜め前、横、足(下)から観察すするイメージで12通りの電位差の波形を検出します。主に不整脈と虚血性心疾患(心臓を養っている冠動脈が狭くなって起きる病気→狭心症・心筋梗塞)を検出する検査です。
心臓は4つの部屋に分かれており、上の部屋を心房、下の部屋を心室と呼びます。電気信号の波には、それぞれアルファベットの名前があります。右心房から規則正しく電気信号が流れ、その波をP波と言います。左心室に信号が届くと収縮し(心室拍動)、全身に血液を送り出します。この時、上向きに生じる大きな波をR波と呼びます。収縮の最後にR波に続いて下向きに出現するS波があります。収縮した心臓は次の拍動に備えて拡張しT波が生じます。
狭心症では、ST部分(SとTを結んだ線:正常では基線上)が低下します。心筋梗塞では、R波が出るはずの誘導で基線より下方に伸びる波が出現し、Q波と呼びます。同時にST部分が上昇します。不整脈で頻度が高く重要なのは心房細動です。右心房が不規則に電気信号を発し、基線も不規則に揺れ、P波が判別できなくなります。R波の出現は不規則です。この状態では、心臓の中の血液が固まって血の塊を形成しやすくなります。血流に乗って脳の血管に詰まると脳梗塞を引き起こします。複数の塊が脳のあちこちに飛べば、脳梗塞があちこち広くなり重症になります。予防のために血を固まりにくくする薬(抗凝固剤:いわゆる血液サラサラのクスリ)を服用します。

5. 血液脈波検査装置(血管年齢)

血圧脈波検査

寝た姿勢で足首と上腕の血圧を同時測定し、比をとります。足首/上腕血圧比を英語の頭文字をとってABI(Ankle Brachial Pressure Index)と略します。正常値は1.0-1.3です。血圧は腕や足首をくるんだカフに空気を送り込んで圧迫し、脈を止めて測定する原理です。従って動脈硬化で下肢の血管壁が硬くなると圧迫により多くの圧が必要となり、ABIが上昇します。反対に低下する時は、動脈硬化で血液の通り道が狭くなり(狭窄)、血流不足で下がることを意味します。

心臓が収縮すると血液の波を起こし、血管壁に反射しながら進みます(脈波)。波の速度を脈波伝播速度(Pulse Wave Velocity)といい、PWVと略します。腕の方が心臓に近いので、脈波の立ち上がりが足より速く、カフの所で脈波を測定しその時間差から速度を計算します。動脈硬化のない柔らかい壁に反射すると衝撃を吸収してくれるので遅めになり、動脈硬化で硬くなった壁に反射すると伝搬が早くなります。1400cm/s以上が硬くなっていることになります。

ABIとPWVを組み合わせて、自動的にいわゆる血管年齢として、分かりやすく表示してくれます。頚動脈エコーの結果と組み合わせれば、動脈硬化の見える化(可視化)がより正確になります。

6. 呼吸機能検査

大きく息を吸い込んで、全力で吐き出して、肺活量を測定します。吸い込んだ空気を一気に吐き出す時最初の1秒間に何パーセント吐き出せるかを計測します(1秒率)。正常では、70%以上ですが、低下していると空気の通り道が狭くなっている事を示します。喫煙者では肺癌の他に慢性閉塞性肺疾患(COPD:肺気腫・慢性気管炎)が問題になっています。進行すると酸素吸入が必要になるつらい病気です。1秒率は、COPDがレントゲン検査に映らない段階でも低下し早期診断に役立つばかりでなく、確定診断となります。レントゲン・CTなどの画像検査は大変重要で精密な検査ですが、肺の働きまでは分からないので、あくまで補助診断の位置づけです。

7. 画像表示ソフト

以上、ご説明した検査結果をRS_baseというソフトで一括管理し診察室の縦置きの大きなモニター上に映し出し、患者様と一緒に見ながらご説明します。レントゲン検査は白黒画像ですが、通常の表示の他に白黒を反転させて、肺の中の血管が見やすくなるようにして正常の見え方をご説明すると、ご自分の体の内部をのぞき見ているような感じになります。多くの方が興味津々という感じで身を乗り出して聞いて下さいます。

健診結果の書類以外にこのソフトで作成したものをプリントアウトしてお渡ししております。活字の方が見やすいですし、ご自分の胸部レントゲン像も印刷されるので、喜んでいただけます。

そのほかはすべてカラーで見やすくなっています。レントゲン以外の結果も出来るだけ印刷しお渡ししています。診察室では内容を覚えていても時間が経つと忘れやすいので、お手元に記録が残るようにし、日々の健康増進の動機づけにしていただくためです。

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